米坪と連量

「長4の70キログラム」「長4の70グラム」さてどちらが正しいと思われますか?フートーのダンボールのケースをご覧いただくとわかりますが、70グラムが正解です。正確には長4の70g/m2といいます。

フートーの場合には一般の紙と違い、厚さは通常このg/m2であらわされるもので、70g/m2の場合にはハトロン判の75.5kgの用紙が使われているわけです。

通常われわれがよく耳にする55kgとか70Kgというのは連量で、これはそれぞれの判の紙1,000 枚の重量のことです。これとは別に、1枚の紙の重量の基本単位を米坪(坪量)と呼び、1m2当たりの重量(g)で表わすことになっています。この米坪は、紙メーカーの抄紙工程に於ける量的管理として使われていますが、その他でも先に説明したようなフートーの厚さの表示の他、感圧紙の厚さ等についてもこれに近いキリのよい30・40・50・60・80・100・130・160の数字であらわされています。30番ならば(30g/m2)四六判26kg、60番ならば(64g/m2)四六判53kg、130番ならば(128 g/m2)四六判110kgにそれぞれ相当する紙だということです。
さて、この坪量と連量の関係は、次のような式であらわされます。
連量=米坪×面積×1000÷1000(Kg)(g/m2)(m2)(枚)何かのご参考までに………。