『透明度と不透明度』

透明度とは光が紙を透過する割合をいいます。入射光量の百分率で表します。
紙は一般的に不透明な素材として知られていますが、透明感を特徴とした、パーチメント、トレーシング、グラシンなどの商品もあります。
これに対し、光が紙を透過しない割合を不透明度と呼び、印刷用紙をはじめ紙の重要な特性の一つとなっています。
同じ銘柄の紙でも坪量によって不透明度は変わります。製紙メーカーでは不透明度を上げるために填料(紙に用いる充てん剤で白土やタルクなど)を用いたり、着色したりする方法がとられています。