贈答品の正式な包装に用いられる水引は、慶事の場合は金銀・紅白・金一色・赤金、弔事の場合は銀白・黒白・銀一色・黄色・青色が使われます。
結び方は、結び切りと蝶結びの2種類。祝いごとなど重なって起ってもさしつかえない場合に「蝶結び」、その反対の場合に二度と繰り返すことのないように「結び切り」にします。水引を結ぶときは、慶事・弔事とも色の濃い方が右になるように結びます。
但し、赤と金の水引は、関東では赤が右、関西では金を右に結ぶなど、その地方によって多少異なる場合もありますので注意が必要です。
また、弔事以外の贈答品につける「のし」は、「のしアワビ」の略称です。昔は慶事に魚介類を食べる習慣があり、そこからアワビを伸ばして干したものを進物に添えることによって、相手の伸長発展を祈りました。