コピ-用紙(PPC用紙)

現在使われているコピー機の原理は、1938年(昭和13年)に、アメリカのカールソンによって電子複写法として発明されました。
その後、1950年にアメリカのゼロックス社によって初めて商品化されています。1970年(昭和45年)にゼロックス社の基本特許が切れると、日本では多くのメーカーが各種のPPC(plain paper copier=普通紙を使用する複写機)の発売を開始し、現在に至ります。

PPC用紙は普通の上質紙と外見は変わりませんが、それぞれの複写機に適合するよう各種の紙質特性をもたせています。複写機内で紙が詰まらない、2枚送りしない、腰が強い、カールしない、表面が平滑である、紙粉が出ない、適度の帯電性をもつことなどです。このように、PPC用紙は目立たないところに製紙会社の苦心が込められていると言えます。