ファインペーパー

ファインペーパーは、様々な模様や色を使い、紙の魅力を最大限に生かすように作られた印刷用紙です。1940年代に開発され、現在では世界をリードするまでに、様々な種類が作られています。

この紙は、写真や文字の内容を伝えるだけではなく、イメージや感触までもそれを手にした人に伝えます。紙の一次的機能に二次的機能が付与され、紙自身が表情を持ち、付加価値を持つようになるのです。ですからパッケージやグラフィックなどのデザインには欠かせないものとなっています。

ファインペーパーの抄造は、基本的には上質紙やコート紙と同じです。それに二次的機能を付与するために、色付けや模様付け、紙の風合いを出すための工程が追加されます。一般紙の抄造に比べると比較にならないほどスピードは遅く、後工程も様々です。