感熱紙とは文字通り熱を加えることによって発色する紙のことです。
いま皆さんがお使いのワープロ、チョッと多めにプリントしたらリボンが無くなったとか、リボンを買いに行ったけれど合うものが手に入らなかったということはありませんか。
ワープロ用感熱紙を使えば、そんなトラブルから解放されます。
ワープロのプリントにも何種類かありますが、リボンを使うワープロは「熱転写方式」という印字方式を採用しています。図Aのようにサーマルヘッドでリボンに熱を加えると、その部分のインクが紙に転写されるという仕組みです。
インクリボン不要のワープロ用感熱紙を使う印字方式を簡単にと説明しましょう。はじめに触れたように熱で発色するこの感熱紙は、B図のようにワープロのサーマルヘッドの熱に基紙の上に塗られた発色剤が反応して発色するもので、リボン使用と遜色ない印字性が得られます。これと同様のものは一般のファクシミリにも使用されていますが、ワープロではインクリボンが不要な事からコスト面からも注目されています。
感圧紙でおなじみの富士フィルムからは、《エコノミー》《スタンダード》《ハイグレード》《ハイグレードカラー》の4タイプのワープロ用感熱紙が発売されており、高画質とローコストで大好評です。