以前にもこのコーナーで中性印刷用紙をとりあげたことがありましたが、それ以後も従来の酸性抄紙から中性抄紙へ切り替えが行われたり、“中性紙”であることを大きくうたって製造されるものが続々と登場しました。
中性紙についての説明をくり返しますと、そのPHは7~8で、サイズ剤の定着に従来の硫酸アルミに替え、中性サイズ剤を使用しています。中性紙はまた充填剤として炭酸カルシウムを使用するため、白色度・不透明度が向上します。もちろん最大のメリットとして、黄変が見られないとか、二百年以の保存に耐え得るなどがあげられます。
中性紙として抄造されているものは、書籍用紙、年史用紙、辞典用紙なとの本文用紙に特に多く見られますが、王子製紙のOKクリーム書籍、三菱製紙のイエロー書籍用紙、北越製紙のクリーム書籍ツヤ・ラフなどはこ利用になることの多い中性本文用紙といえるでしょう。
このほかにも三菱製紙のパールカラーAP、三島製紙のオークインディ・オークユニなとは好評をいただいています。
特殊紙では、マーメイド・NTラシャ・ベルクール・こもんなどの一部の听量や色において中性抄紙となっています。
この他の中性質銘柄についてはその都度お問い合わせいただきたいと思います。