新聞の印刷機は、分速640メートル(14万部/時間)のスピードで、1秒間に20部を刷り上げます。そこで作業性のよいものが新聞用紙には求められるわけです。ページ数が増えるにつれ、軽く、なおかつ高速印刷に耐えられる紙が必要となります。
新聞用紙の断紙率(印刷時の用紙原因による紙切れの割合)は、0.05パーセント以下。これは2万7300メートル(50連巻取)の長さを印刷し続けて、わずか1回切れることが起きる程度です。
裏写りしないようにでんぷんを、薄く塗布して表面のパルプの離脱を防止し、また、軽量化も進み、厚さ1枚70ミクロン、100枚で7ミリです。