断截と紙は、切っても切れない(?)関係ですが、今回はその断截についてすこし勉強してみましょう。
印刷会社さんで断截といえば、印刷物の仕上げの断截のことがまず頭に浮かぶと思いますが、紙屋でいう断截は、お客様が印刷されるのに最適な寸法をいかに効率良く全判から取るかということになります。
通常は4切であるとか8切というような、お客様のご指定により規定の寸法に仕上げるわけですが、時には四六判50切-ハガキ大、四六判5切-A判或はキク判4切大、四六判11切-おおよそA判8切大というような寸法の場合もあります。たとえ1枚でも無駄なく効率良くということで、時には7切であるとか、6切でB3を3つにB4を3つというような切り方もでてきます。
効率良い紙取りは、すこしでも早く安く美しく印刷物を仕上げるために、見逃すことのできない重要なポイントといえるでしょう。