まとまったページ数のある印刷物をページものといいます。べージものを印刷するため必要な用紙の枚数は次のような計算ですぐ出せます。
<A4版・B4版のもの>(本文ページ数)×(部数÷16ページ)
=必要枚数
<A5版・B5版のもの>(本文ページ数)×(部数÷32ページ)
=必要枚数
この数式中に出てくる16ページとか32ページというのは、その判型のものが全判用紙一枚からとれるページ数です。
この計算から出てきた枚数を実用枚数といいます。実用枚数だけでは製作数量はでき上がりませんので、この他に損紙(ヤレともいい、印刷・製本や運搬中につかえなくなる紙のこと)を見込んでおかなければなりません。印刷物によってだいぶ違ってきますが、大体の標準は活版で5%、オフセット・グラビアで10%、一色増すごとに1%増ぐらいの感じです。