紙と水分について

紙は、水分なしでは存在できないものです。通常の重量で6%前後の水分を含んでいます。
紙をある一定の温度、相対湿度の大気中の場所へさらすと、水分を大気中から吸うか吐くかで、伸びるか縮むかして、ついには、その大気中の水分状態に順応して平衡状態になります。

しかし、温度か、または相対湿度のいずれかが変化すると、紙は水分を吸収するか、排出するような状態になり、紙の伸縮が発生します。つまり空気中の水分状態ばかりではなく、温度変化も紙というものには大きな変化(伸縮)の要因となっています。