無塵紙

1998/12/17

クリーンルーム内の使用にあわせて開発された、塵の発生の少ない紙を無塵紙といいます。

半導体・精密・医薬品などの工場内のクリーンルーム内で使用する日報・カード・ノート・PPC・ビジネスフォームなどには、0.3μ径以上の超微粒子の発生が少ないことが最大条件として求められています。（表参照）

従来はフイルムベースやスパンボンド法によってつくられた合成紙が主力でしたが、最近では天然紙をベースに特殊樹脂を含浸したタイプのものも、耐熱性を必要とするPPCなどの用途に開発され、需要が増えています。市場規模は年間500トンともいわれ、注目を集めています。

無塵紙の発塵度(0.3μ以上のゴミ個数　1/CF）