古紙とは製紙メーカーから製品として世の中に出された後、再利用を目的にゴミとは別に回収された“資源”のことを言います。家庭や市中または紙を利用する産業などで一度使われた紙のほか、紙製品等をつくる際に出された余りの紙も古紙にあたります。
こうして集められた古紙を使用してつくられた再生紙も、時には価格が高いと言って敬遠される例があると耳にすることがありますが、これは流通量が少なく手に入りにくい商品の場合に多いケースです。特注品扱いで少量しか生産されない商品や高い品質が求められる商品では製造コストがかさむ場合もありますが、これらを除けば一般紙との価格差も最近では少ないか、なくなりつつあるのが現状です。コストダウンを図るには大量生産することがポイントと言えるようです。
そのためにも古紙利用製品の需要拡大が重要と言えます。それぞれの企業や家庭で、さらにリサイクル品の利用促進についてご理解とご協力をお願いいたします。