ポスターは、視覚に訴える広告や告知の手段のひとつとしてたいへん効果があります。
目立たせるための手段として、デザインや印刷にも工夫が凝らされますが、その効果をあげるために用紙の選定も重要になります。商業PRポスターに用いられる用紙では、印刷効果の上がるアート紙とコート紙が主流ですが、最近ではその光沢を抑えたダル調またはマット調のものも多くなってきています。
アート紙はその原紙の上に両面で約40g/m2、コート紙は同じく約20g/m2の塗料を塗り、乾燥後にスーパーカレンダーで高平滑・強光沢を施したものです。このため印刷網点の再現性に優れ、印刷の仕上がりにおいては非塗工紙とは格段の差があります。
屋外ポスターの場合には耐水性が求められるため、印刷後に塩化ビニールラミネートを圧着する加工が行われることもあります。また最近では水に強い合成紙や樹脂含浸紙も多く使われています。
ポスター用紙の選定に迷われたら、ぜひご相談ください。