粘着紙

粘着紙には、ラベル原紙、タック紙、シール原紙とか感圧性粘着紙などがあります。

一般的に呼ばれているタック紙は、表面材料、粘着剤、シリコーン、背面材料の4層から構成されています。

粘着紙は大きく表面材料と、粘着剤で分類されます。表面材料は粘着剤といっしょに被着体に貼られるのです。一般には紙ベース、フィルムベース、フォイルベース、その他ベースに分けられます。上質紙ベースの主用途は、一般表示用、値段表示用、荷札、あて名用、ビジネスフォーム用、などに使用されます。コート紙・キャストコート紙ベースは表示用、証明、保証書用などに使用されます。

フィルム、フォイルベースは耐候性や耐水性、耐油性、耐薬品性に優れているため、特殊な用途に使用されます。

自動車のストライプや内外装用、エンジンルーム内のマーク、屋外看板用、ステッカー、ネームプレート、注意説明書、ガラス飛散用として使用されます。

粘着紙には、用途によって4種類に分類されます。

①永久接着型

  • 一度貼ったら半永久的に貼付面にくっついてしまうもの。

②一時接着型

  • ある期間貼って、後ではがしてしまうもの。

③低温型

  • 一般に-5℃~-25℃で保管する商品などに貼られる粘着紙は、低温下でもはがれないで粘着力を保持するもの。

④特殊型

  • 長期間の屋外耐候性や耐熱性、耐薬品性、アルカリ可溶性、透明性など要求されるもの。 

これからの粘着紙は年々伸びる商品です。使用用途は増々広がり、新しい材料や、粘着剤の開発、新しい塗工技術の開発によって、より付加価値の高い粘着紙が登場しています。

私たちが現在考えも及ばないような製品の出現により、利用分野も増々裾野を広げ、特にニューメディアとのかかわり合いの中で粘着紙の使用範囲が拡大されるでしょう。