ポスタ-用紙の印刷・加エ時の留意点

カール

中吊り広告や電柱に貼るポスターは、紙の目を天地方向に走るように取った方がよい。反対にするとカールする恐れがある。特にキャストコート紙や片面コート紙の場合はカールが起こり易い。

波打ち

糊でポスターを貼り付けると波打ちが発生し易い。両面接着テープで貼るのは防止法のひとつである。

耐湿・耐光性

屋外のポスターは濡れることがあるので、耐湿性の良い紙を選ぶ必要がある。
特にコート紙の塗料に混ぜる接着剤にでんぷんが多く含まれている場合、耐湿性が弱い。

蛍光染料の多く入った紙は、たとえ屋内でも蛍光染料の効果が次第に消失して変色することがある。従って蛍光染料を含まない上質紙や上質コート紙が好ましい。インキも黄、赤色に耐光性の弱いものが多い。時には2~3週間で貼りかえる場合があり、倍量印刷する印刷会社もある。耐光性インキで印刷するのがポスター印刷の常識である。

(コンサルティングセールへのステップ 商品知識編より)