白色度とは?

パルプおよび紙などの表面色の白さを示す指標です。

人間の視覚がとらえる紙の白さは、白色度計による白さ、すなわち白色度とは必ずしも一致しません。白色度が低くても人間の目には白く見えることがあるからです。

白色度の測定法はこれまで、ハンター方式が採用されていましたが、2003年に廃止となり、国際規格ISO白色度(ISO12470)に準拠した拡散照明方式(JISP8148)が導入されています。白色度の単位は%で、0%は真っ黒、100%は真っ白となり、数字が大きいほど白くなります。

上質紙の白色度は約80%、クラフト紙は45~50%、新聞用紙は55%程度、再生コピー用紙(古紙100%)は70%程度です。

また、再生紙の場合、低・下級古紙が多く使われるなど白色度が低くなるので、グリーン購入法やエコマークの基準などでは、配合古紙内容の代替指標となっています。

(「21世紀循環型社会とエコロジーペーパーの使命」より)