目とマーク

特殊印刷用紙・ファンシーペーパーには、ストライプやレイド、チェック等のマークものがあります。

紙には抄紙によってできる流れ目、縦目がありますが、これとマークの方向は関係ありませんので間違えないようにして下さい。

目はあくまでも紙の原料の繊維の向きが基本となるもので、マークは抄紙中やプレス(脱水)工程、あるいは後から施すエンボス加工などで機械的につけるものです。マークをつけるときは連続が基本ですので、方向のはっきりするようなマークは紙の流れと直交、すなわち横目方向についていることが多く見られます。これもマークをつけるときの機械的な理由からですが、マークはデザイン的に重要であっても、紙の特性、反りやカール等とは直接関係しません。